スチールラック(メタルラック)の迷宮

 スチールラックまたはメタルラックをご存知でしょうか。

 

 雑多な物の置き場として光を遮らず、何があるかがわかりやすく、狭い部屋の空間を縦に有効活用するためのあの家具(?)というか棚です。色々素敵な家具で揃えたい気持ちは重々あるのですが、最終的に助けてくれるのはスチールラックなのかメタルラックなのかそもそも呼び名は何が正解なのかよくわからないアレです。ワイヤーシェルフなのか、はたまたメッシュ棚なのかスチール製パイプ式棚なのか。。。そもそも君の名前は。。。何?

 

 調べるとメタルラックはアイリスオーヤマが商標登録している模様で一般名詞ではなく固有名詞らしい。メタルラック、スチールラック辺りが検索ワードとしては一番ヒットしそうだと思って調べていたところ、どの名前としてズラッと一覧がヒットすることなく1社ずつ個別の似たような商品が出てきて、大変苦労致している次第です。とりあえず、今回はラックと呼ぶことにします。

 

 私が何を訴えたいか、わかる方にはわかると思います、この問題。「もうとうの昔にその道は通り過ぎた」とおっしゃる諸先輩方も多いかと。そう、ラックの互換性についてです。ラックが一つの時はまだいいんです。引っ越した時や、もう一つと考えた時からこの問題は始まります。二つ置こうと考えたら横に繋いで使いたいわけです、スッキリと。この時重要なのがサイズです。どことどこのブランドには互換性があるとかなんとか調べましたよ色々と。

 

 いや私だって、ラックを買いたいと思ったらサイズを計りますよ一応。まず、棒の径。これはほぼどこのメーカーも互換性があって統一されているわけです。ついでに棚を固定するためのアジャスターもまあまあ互換性があってメーカーが違っても使えるわけです。問題は棚の奥行きですっっっっっ!!奥行きが同じサイズでないと繋げないわけです。最初に買ったラックの奥行きは34cm。随分探しましたが、もはやこのサイズはどこをどう探してもない。しかしついに見つけましたよ奥行き34cmのラック。なーかなかにお高かったけど、長年の希望が叶うと思えば、とポチ。

 

 本日荷物が届いて開封・・・いざ組み立てる前に一応確認と測ってみると29.5cm!!(°_°)(°_°)(°_°)。え????なぜ????間違ったものが届いた?交換?と思って商品名で調べると34cmとなってる。が!よーーーく見るとそれは外形寸法であって、シェルフ内寸は29cmとか書いてある。よく見なかった私が悪いのかーーー。外形ってどこまでを計ってるのか不明。この紛らわしい表記はどうなんだ?ナントカ軌道修正できないものか?まだ組み立ててないし、返品?いや交換は?とよく読むと。。。はい、開封したら交換も返品もできません。

 

 もはや絶望。

 

 かくして我が家には現在、数センチずつ奥行きが異なるラックが3台揃いました。ちなみにメーカーが同じであれば互換性があるのかと言えば、そうでもありません。私は今回アイリスオーヤマの刻印があるラック(一番出所がわかる)に追加しようと探しましたが、現在同じサイズは見つかっていません。幅や高さはいいんです、少しくらい違っていても。重ね重ね言いますが、問題は奥行きです。実は戦略的に数年ごとに微妙に1センチとか奥行きのサイズを変えて出してるんじゃないかと疑ってたりします。今回のように棚の奥行きが29cmなのに、34cmと表記するのは詐欺っぽいと感じました。ラックのサイズ=棚のサイズという印象だったし。(個人の感想です)

 

 実は2台目を追加した時にこの問題が発生し、今回こそはと3台目を追加した際に十分調べて購入したわけですが解決しませんでした。同時に2台買えば解決するんですね結局。今あるものを活かそうとするからややこしくなる。でも十分使えるものを捨てるのは抵抗があるわけですよ。と、どーでもいいことでぐるぐるぐるぐる考えた挙句失敗を重ね、じっと手をみる。