ジャンポール・ゴルチエ『ファッション・フリーク・ショー』⽇本公演

 行ってきました!

急に思いついて、というかTwitterで見かけたのかもしれません。気になって調べていましたが、高いし自分ごときがファッショナブルなイベントに行くなど場違いだろうという気持ちもあり躊躇していましたが、一番安い席の一番いい席がポツンと一席空いているのを発見し「これは私のための席!」と確信、即ゲットしました。

 

 結論から言うと、大変良かった!むしろもっといい席で見るべきだった。日程が合えば2回目に行きたいとすら思いました。もう東京は終わっていて今は大阪ですが、これからチケットを取るなら是非1階席で!気持ち的には声を出したり踊ったりしたい程の高揚感でしたが、周囲もそんなノリではなかったので、気付かれない程度に微妙にリズムを取るなど、静かに鑑賞し拍手に気持ちを込めました。でも大阪だったら客席も大盛り上がりなんだろうなぁと想像します。

 

 内容もよく知らないまま、ゴルチエの半生?それは面白いに決まっているだろうくらいの感覚でしたが、やっぱり内容的にも面白い上に、エンターテイメント性も高く、知識がなくても楽しめるお値段以上のショーでした。音楽もその時代時代を象徴するような選曲でその時代を知っている者としては、ぐっと来るものがあります。その上にダンサー達の肉体の美しさ!芸術的です。。。すごいです。。。訓練して素晴らしい動きで表現するとかのレベルじゃぁないんです。もう圧倒的にフォルム自体が既に美しい。演じて魅せる力も半端なくて本当に引き込まれました。

 

 豪華絢爛なファッションも目に焼き付き、もうかっこいいとしか言いようもなく、その時々に訴える価値観にもとても納得するものがあり、最初から最後までとてもワクワクしました。こういうショーですから、予想通り観客もファッション関連の方も多いのか、目を見張るようなオシャレな人が多かったです。私もそれなりに頑張って当社比3割増で尖った(笑)装いで突撃しましたが、ぜーんぜん大人しく地味でございました。隣席の女子も大変おしゃれでしたし、さすがーと唸るようなファッションの方々(語彙がなくて表現できない)も多かったです。

 

 色々と日本の日常からはかけ離れていて、とっても刺激的でした。

 物は増やしたくないので、何も買わないつもりでしたが、この感動を形に!とグッズに手を出さずにはいられませんでした。何があるのかも確認しないまま並び、前の方の人を見ていたら、これをいくつも買っている女子を見つけ「んぁぁ〜?なんて可愛いんだ」と値段も見ずに購入。4500円。結構お高い。でもこれを見るとあのワクワク感が蘇るからヨシ。