医療崩壊なんてしない(と思う)

 誰もかれもが新型コロナがらみのことに強く意見を発信していて、ちょっともう見たくない、、、などと感じつつ、自分の感じている事をまとめておきます。

 

 薄っすら感じていましたが、日本では医療崩壊なんて起きませんよね。みんな知っていたのかもしれませんが、私はここにきてようやく確信しました。何しろ、崩壊するほど受け入れないんですから崩壊するわけないです。「このままでは崩壊する」「崩壊しそうだ」は、言い換えると「もう手が一杯ですよ」です。

 

 この「崩壊しそう」発言の随分前から、医者が依頼してもpcr検査が受けられない、救急車からの受け入れを拒否、保健所に電話が繋がらない、病院が診療してくれない等の不都合が起こっていたように見受けられます。

 大変になっているはずなのに、ずっと「このままでは」「このままでは」と言い続けいる。「このまま」の「この」という状態は一体何を指すのか。実態的には『病院に人が来ると』なのでしょうが、実際には『外出自粛を守らないと』という風にリードされていたような印象を受けました。

 

 私は海外のニュースとして日本のテレビで報じられている、莫大な人数の死者数や病院の廊下に並べられている患者の映像等を見て、これが医療崩壊であり、それがその国の失敗、日本の感染者数はなだらかな曲線を描いていてうまくいっているという風に受け取っていました。だから最初は中国や韓国も「感染爆発が起きて、押さえ込みに失敗している」んだと思っていましたが、結果として現在は一日の感染者数がゼロになって「押さえ込みに成功した国」となっています。

 

 最近の日本の現状を見ていると、私の今までの成功失敗の解釈は逆なんじゃないかと思い始めました。具合が悪い状態で電話のたらい回しをされたり、救急車でも病院から受け入れを拒否されたりするよりも、「十分な手当てはできないけれども」と廊下に寝かせらる方が人間的なんじゃないかと。医療とはそういうものであるべきなんじゃないかと。受け入れもしなきゃ崩壊もしません。実際は海外でも次々に患者が亡くなっていくのを悲しい事と思っても、それを失敗として非難する気持ちはないのではないかと。

 

 この状況で浮上するのは、(不謹慎ながら)初期に罹患して手厚く医療を受けられた人が一番お得なんじゃないか疑惑です。ぐずぐずぐずぐずぐずぐずしてようやく出た非常事態宣言よりも前(実質的に感染が増えていた時期)から行動を変えていた身からすると、なんだか理不尽な気もしてきます。今感染したら悲惨だなと。

 

 私は、国の方針には従って外出自粛を粛々と続けてはいますが、大丈夫と判断して活動をしている人達も独自の情報を持っていて、それはテレビニュースや政治家が言っている内容よりも科学的根拠に基づいていたり、問題解決のアイデアが含まれていたりする面も多く、私の中でのダブルスタンダードが成立しつつあります。